滑舌練習長文2 

滑舌練習ー長文 Part2(美空ひばりさんに学ぶ)

滑舌全般の事を語る前に、まず大切なことが一つあります。文章を読む際に(ニュース原稿やナレーション文章)、まずフレージングを意識する事。が大切です。

フレージングは、例えばプロの方や慣れている方であればたとえ文章中に「句読点」とくに「、」があったとしても、必ずしもそこで文章を区切るのではなく1息で読んだ方が良いニュアンスであればその通り一息で読んでしまう事が大切で、それは慣れであったりはたまた文章を書く才能に恵まれている方であれば当然の事の様に感じることだと思うのです。

フレージング=歌も同じ)に必要なのが「適切なブレス」です。

一息で歌ったほうが良い所は通常どおり一息で歌いますが、もし間に合わない場合には「切り切らず」という手法をつかります。この「切り切らず」をするには私が推奨する腹式呼吸をある種学んだ頂くのが早いと思います。

口を開けて鼻から息を吸い、口の影響を感じないで息を吸う。というものです。

ある種「一種の循環呼吸」を体感しているような感覚にも陥りますが、実際ドッグブレスが出来る人できない人はうっすらでもこの循環呼吸の体感がまったくない方、想像が働かない方には難しいと感じます。私はピアノの弾き語りをずっとして参りました。その中でレコーディング中にマイクにブレスノイズが入らないようにするという技は同様の呼吸で身につきました。ブレスをしていても、していないようなブレスをするように心がけますとほんの短い時間で「急速な脱力」により一瞬でも息が吸えるようになるのです。

実際の滑舌を良くするトレーニング

実際の滑舌を機能的に良くするには、前回のブログの中でやった「認知的な滑舌」の後で今度は舌が機能的に良い位置にいるという条件を作っていくことが大切なのです。私は常日頃からあごと舌は「コーヒーカップとソーサー」のようなものです。と伝えています。

あごと舌が依存関係にある場合、主に顎関節や不正咬合などの状態で舌が無条件でも自由にできない場合はこちらも最大限の努力で出来るところまでとなりますが、たいていの場合はそこまでではないので、まず、顎と舌をそれぞれ独立させるような動きを勧めます。

日本人は舌の上下の運動はまあまあ得意ですが、「前後」の運動は大の苦手。例えばフランス語は顎の前後運動が出来ないと話せないというくらいで、「舌やあごの前後の運動」は外国語では割と必須です。

ですから私も日本語の専門家にも必ず英語的なトレーニングをしていただいています。

細かいやり方は次回のブログ以降に色々と記載をしていきます。

K,T,S

などの子音の発音は兎に角舌のポジショニングが最重要項目となります。

 

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