長文滑舌トレーニングの原稿の作り方

長文滑舌トレーニングのための原稿を作りましょう。

以前にもナレーション原稿の作り方については投稿したことがあったのですが、今日は「長文滑舌のトレーニング」のための原稿の作り方をご紹介します。

◆まず目的を絞ります。

見て、すぐに読めない読解のための原稿を作る。

例えば「全部ひらがな」のパターンです。全部ひらがなで作ることにより、どこで読みの区切りをつけてよいのか、一瞬で分からないような原稿を作ります。実は、文面の区切りがつかないことで読みとチリをしてしまう場合も多々あります。

時代的建造物の紹介など、漢字の苦手な人向けの原稿を作る。

例えば「漢字が苦手」というようにピンポイントで苦手なものがわかっている方はただただ慣れるしかありません。一番お勧めなのは「京都」「奈良」などの時代的建造物などのガイド的原稿です。難しい仏像の名前やお寺の名前、時代背景や人物名など、普段ではなかなか目にすることのない漢字を目の当たりにして、慣れるようにしていきます。

ニュース原稿が苦手な方は判例文がお勧めです。

実は、ニュース現行が苦手な方は「〇時〇分にこういう容疑で〇〇容疑者が逮捕された」など、時事的問題のニュースになると人名や事件名、刑期など含めて細かい所になるとつまづいたり、「難しい言葉だ」と思うととたんにブレーキがかかったりすることが多いようです。そんな方には「民法の判例文」がかなりおすすめです。

一時期某国家資格の取得を目指しておりまして、民法をさわりだけ勉強したのですが、文章を理解しようとする能力が働くので、実際にわからなくてもかなり読解能力が身につきます。

上記のような文章を参考に文面を作ります。

一番簡単なのは、個人を特定できるような人名、数字などを適当に変えることです。原稿によっては、(例えば寺院の名前などは特に問われないとは思いますが)個人的な情報の盗作になる可能性がありますので、十分に注意して使用することが大切かと思います。

例えば社名です。

ABAホーム → ADDホーム

櫻株式会社→梅株式会社

純銀座商店街→白米座商店街 など、このように細かいですが一文字でも変えておきます。

こうやってオリジナルの原稿を作っていくのです。

滑舌のトレーニングには拗音や擬音を。

滑舌トレーニングに私が良く使うのは「きゃきゅきょ」「しゃしゅしょ」などの拗音です。私が勤めていたボイストレーニングスクール時代にも良く使用していました。拗音は苦手な方は本当苦手です。拗音になるととたんに舌が回らなくなる。という方もいらっしゃるくらいです。

そして、擬音というのは「ぱん」「しゅっ」「じゅくじゅく」などの意味の無い、音だけの言葉です。こういったものも羅列されていると全く意味がないので読み取りが不可能となります。こういうものを文中にちりばめられたりすると、もうお手上げ状態ですね。

良く分からない文章が良い。

さあいかがでしょうか?

そうなのです、よくわからなければわからないほど、良い文章となりますから、みなさんもトライしてみてください。

◆滑舌長文トレーニングはムラーラミュージックオフィス。

 

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