スクールに何を投資するか?
先日大会社の社長様を囲う会(講演会)があり、参加をさせていただきました。とても内容的に素晴らしく、ざっくばらんで本当にあっという間の時間でした。きっとで、各地を回っていろいろな公演をされているとおもうその方ですが、間違いなくいく先々で
「それでねそれでね」と。その日その時にしか出ない話題があるのだと思いました。
正直その講演会で、ご自身でビジネスをされている方に自己紹介をしていただきたいのですが。という事で、急きょ参加になった私も一言話をする機会に恵まれました。ただ、
話が上手い人しかいなかったです。まず、1)無駄なことをうだうだ言わない。2)話す前に話がまとまってる。3)相手がある程度欲しいと思うものをはじめからある程度認識して組み立てている。4)雰囲気に合う話し方が出来ている。
今まで数々の異業種交流会に参加したことがありましたが、やはりゲストがゲストだけに今までで一番レベルが高かったです。
ですので、今回の自分の「唯一褒めてあげられること」といえば、そういったレベルの違いにいち早く気づくことが出来た事でしょうか?。あそこのあの場所にいた人全員ボイストレーナーに推薦したかったです。
さて、カメレオン先生とは?
ここで、必要なのがスクールに通う方のある種のヒエラルキーというか、どこにどう「投資」して、どのような立場になっている人たちがどのパーセンテージでいるのか、自分の学校の現状を知っておくことだと思います。今回は、ちょっと現実的に例えばスクールに支払っている授業料に対して、どんな「良いこと」が「どの程度」の割合で起こっているのかを簡潔にまとめます。
これは、例えばうちのスクール(ムラーラミュージックオフィス)に通って、ムラーラが縁で事務所に所属になった・芸能事務所を紹介してもらいオーディションに合格することになった。・レッスンで実力を上げて舞台に出られるようになった。オーディションに残った・面接に合格した・仕事につながった・という方。中には、経営者をされていて、実質的に売り上げが上がった。という方、就職先での評価等含め、10パーセントの方々がこの階層にいらっしゃいます。
これらの方々は実にうちの場合は40パーセントになります。ナレーター事務所の方や声優事務所の方の場合はランクアップや、あとは実際のディレクター等の評価につながった方々です。ちなみにムラーラが一番お客様として迎え入れたい層の方々はこの方々です。
これらの方々はうちの場合は30パーセントいらっしゃいます。例えば、今までライブ活動などできなかったが、出来るくらいのレベルに歌がうまくなりたいとか、はたまた、ピアノの弾き語りなど、身に着けられなかったスキルを身に漬けていきたい。という方がたが値します。通常のスクールさんは主にこの階層が多いのだと思います。うちの場合はだいたい30パーセントくらいです。HPの発信の仕方も、現実に仕事として声を使われている方をあくまで対象とした書き方をしているのもあるかと思います。
実現実感の4階層 ■ 自分の楽しみにしたい。楽しい時間を持ちたい。
ヒエラルキーの階層は本当は一番下が一番人数が多くないとだめなのですね、しかしうちの場合は♦のような形になるのでしょう。この階層の方々はとにかく楽しみを一番にという方々です。19パーセントの方々です。
残りの1パーセントの方は、目的意識が少し定まっていない方々です。
例えば、事務所さんにお金を出していただいて通われている方などがそうです。自分のお金でないと、本当に驚くほど休みます。続きません。よそのスクールさんにも聞いたことがあります。レッスンに来ないのだと。そういう場合はお休みいただいたりしています。
カメレオン先生、というのはこういったすべての階層の方々に対応できる先生の事です。
ある時は、スポーツトレーナー、ある時は声帯の訓練士、ある時はカウンセラー、ある時はミュージシャン、ある時は音楽理論講師、ある時は・・・ある時は。
というように、「何を教えるか」ではなく、「誰が教えるか」という職人レベルのレッスンが出来る講師が3人いたら、そのスクールは一生潰れないだろうと思います。今ムラーラも講師を育てるというところにとても苦労をしております。
が、頑張っていきたいと思います。
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