生徒さんに著しい成長が見られたらそれは決して講師が優秀なのではない。

優秀な生徒さんに見初められる方法

最近久しぶりにピアノの楽譜を引っ張り出してきて、バッハの平均律などを弾いたりしています。今度またいつかその件に関してはブログに書きますが、ピアノを弾いているとその時の自分の状況というのが顕著にわかってしまうので恐ろしいです。ピアノは右脳と左脳のバランスが少し乱れるだけでも譜読みや、集中力が格段に落ちてしまうものです。

さて、本日生徒さんより映像が送られてきました。ライブハウスでのライブの映像でしたが、関係者の方からかなり歌に関してのお褒めの言葉をいただいた、という事で大変うれしく感じました。そこで毎回「先生のおかげです」。という言葉が添えられてくるのだが、この言葉は感謝の気持ちでは受け取るものの、まともに「身を案じる」言葉として受け取らないように心がけている。

我々は本当に生徒さんがたに恵まれている。

今までムラーラは、入校された生徒さんとの大きなトラブルが一度もない。これは、今いる先生方に恵まれている。というのも大変大きな理由の一つだが、事実、生徒さんが優秀なのである。これはどういうことか?。

富を生む理論と成長理論に学ぶ

実は私自身が今とても大きな成長期を迎えており、問題にぶつかりながらも大きく成長を遂げている。成長をさせていただいている。と思う事だ。普段何気なく生徒さんと「こんにちは」。と笑顔で話をしているが、実は笑顔で毎回会えることの素晴らしさというのを、今になって本当にかみしめている。

最近本を読むことも多い。自己啓発本は基本読まないのだが、トニーロビンズという人の論述は、誰にもわかりやすく、またアメリカ的で大変好きである。

副題にある、富を生む理論と成長理論における中で私が生み出した一つの答え。なぜ生徒さんたちはこんなにも皆優秀で、成長し、人間として羽ばたいて、輝いていけるのか?という事の答えはずばり

目の前にあるこの人間(この場合はトレーナーである私自身)
は、自分(この場合は生徒さん)と一緒に何かを生み出したい(クリエイト=創造)したいと純粋に思っていてくれる。という信頼関係があるかどうか、また信頼してその場に立っているであろう。と思えるかどうか。それだけだという事が分かりました。

「この人が自分を上手にしてくれるだろう」

と思う事が出来たとき、生徒さんはこちらが何も言わなくても努力をしたり、「うまくなるイメージ・マインド」を常に高く持つことが出来る。トレーナーの慢心的な思いは、逆に生徒さんにとっては重圧になったり、「自分には出来ない」というような思い込みにもつながる。

実は実際、そのような方法で生徒さんを入れる場合もある。これは学校単位ではなく、講師単位で起こることである。否定するつもりは毛頭なく、ただその場合に集まる生徒さんというのは、「何かを自分で生み出そう」というスタンスでないことは間違いない。

体験レッスンで生徒さんが入らなかった時の対応

これは神に誓っても絶対にないことだが、私は体験レッスンを終えて生徒さんが入校しないことに対して先生方に何かを言ったことは一度もない。どうしても大手のスクールさんになれば、ある程度営業的な事はしなくてはならない。そもそも、入校するしないは生徒さんの自由。そして、その担当の講師をその生徒さんにあてがったのは私であり、ニーズが合わなかったとしても、これは生徒さんにも先生にもどちらにも責任は生じない。

うちのスクールはそんなに爆発的に生徒さん数は増えていかない。こちらも焦ってもいないし、のんびりと構えてる。今いらっしゃる先生方は、生徒さんが入って、やめてしまって一時期は誰もいなくなってしまったこともあったがそれでも残ってくれた。生徒さんが辞められても、その原因を先生の責任と思わないので、また生徒さんを紹介する。その繰り返し。だが、残ってくれる先生もきっと私といることで何かを得るものがある。と感じてくださっているので、もう自らが創造者であると思う。

そういう先生に支えられると、こちらもまた新しいことをやったり作ろうと思ったりする。

この基礎概念を短期間で私も学び始めたので、今後は自分一人ではなかなか出来ないことにチャレンジしてみたいと思い始めている。(ボイストレーニングに限らず)。

 

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