滑舌長文ボイストレーニング

滑舌長文ボイストレーニング(ナレーションの今)

滑舌長文ボイストレーニング(ナレーションの現場は今どうなっている?)の巻。

「滑舌長文ボイストレーニング」と言いましても、文章を滑らかに読むためのボイストレーニングという意味合いではなく、

「長文」すなわち、その中に感情も含まれ、一貫したストーリー性を持つ文章の事であります。ここ最近、ナレーター志望の生徒さんや、実際にナレーションを読まれている生徒さんも急激な成長が見られます。それは、これらに一貫して一つの結論を見出しているからではないか?と思います。

声で演技しない。

声優さんは「声で演技をするもの」ととらえていただいて大丈夫です。例えば、声優さんやナレーターさんといった方々に普段から触れていない方がたは、ナレーターさんと声優さんの区別は恐らくないものと思いますが、現実には(ここ数年私自身がかなり実感しているものとして)事務所のカラーにもよりますが大きく異なる物であると感じています。

ナレーターさんは声で演技をしません。

これは、あまり誤解になってしまうと良くないのですが、ナレーターさんご本人の「適正な音域=とても脂がのっていてよい声の音域のポジション」の「帯域」の範囲で声を変化させてナレーションを読むという 技術です。こちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=eg4ZDylatI8&t=2s
これは私が「英語の原稿」を読んでいるものです。使用しているのは、「Lumi」さんの A rose petal という歌詞の英文からの抜粋になります。
私はもともととても英語が苦手でした。そこから、インターネット英会話の講座を焼く2年間受け、その後、様々な歌や英語のフレーズ集、改めて英語ボイストレーニングを受講する中で、英語は
「歌」だ。
という結論にたどりついたのです。

上手いナレーターは、自分の微妙な音域の変化に敏感。

実はこれもここ最近の気づきなのですが、ナレーションがうまいナレーターは、誰よりも「音程に敏感」であります。

例えば「ターターターターター」と声を出してみてください。というとします。

何もなければ「ターターターターター」と平坦に声を出すこととなると思います。

そのあとで「5段のケーキのように、上の段から、下の段までゆっくりと落ちていくような感覚で声を出してみましょう」

などとお題を出すと、人によってさまざまな感覚で声を出し始めます。

■下に向かって声自体の広がりが変わる人

■下に向かって声が太くなる人

■下に向かって声が細くなっていく人

■音程が全く変わらない人

それぞれです。

※一番良くないのは、「自分で音程の変化をある程度付けているのに、変わっているのが自分でわからない」というパターンです。

Ear and Mouse and throat are not fit(適当な英語で申し訳ありませんが)

耳と口と喉が、適合していない。

状態です!

レッツボイトレ!!

ムラーラミュージックオフィス

03-5980-7670

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