子役の方のボイストレーニング

子役の方のボイストレーニング

今回のテーマは、最近うちにお問い合わせが多い、かつ需要が多い子役の方のボイストレーニングについてです。男の子も女の子も、現実的に厳しい状況に立ち会うのがだいたい声変りの時期です。

男の子は本当に個人差がありますが、だいたい平均的に中学校2年生~3年生くらいで起こり始めます。ただ、女の子の場合は、平均的に小学校4年生~6年生と若年で、しかも男の子に比べて本当にわかりづらい。

なんかたまたま「元気な声が出せる音域が変わってきたのかな?」と思う程度で親御さんもあまり認知しませんが、ドレミファソ、ラシ のラ、シあたりで裏声に変わってしまうのが、最も多い典型的な例です。

幼稚園児時代はとにかく元気に歌うのが良い!

実はこれは私がそうなのですが、幼少期ヤマハの音楽教室に通っておりまして、そこでみんなと一緒のグループレッスンをしていたのですが、私だけ「裏声」でフルで歌っていました。あの、なんとなくドレミの感覚がずれているような、地声発声が生意気にも不快で、一人だけ、なんだが変にお姉さん気取りで子供らしく歌えていなかったことを覚えています。で、実はこの発声法(裏声発声)をあまり幼少期にやってしまうと、地声で張り上げる声帯の感覚が、通常の子よりも異なってしまう。

ことがわかりました。私の生徒さんでも、小学校5年生くらいで初めて歌を習いに来て、「どうしてそんなに裏声になってしまうんだろう?」という子は何人かに一人くらいでいらっしゃいます。そういった子はおそらく、幼少期からちょっと地声でない声で歌う癖がついていたのかもしれない。と思っています。

ミュージカルを歌いたい場合はどういう発声をしたらいい?

ミュージカルに強い事務所さんなんかには、専属のトレーナーさんがいたりします。当然そういった場合はやはり劇団出身の方などの経験者が多いようです。やはり経験者に聞くのが一番だと私も思います。

ただ、なかなか経験者の方がいるボイストレーニングスクール、というとなかなかそう多くはないので、やはりタレントやアイドル、アーティストなど、マルチに活動を広げている方々を総合的に沢山指導している学校の門をたたくのが良いと思っています。

今日も一軒TV制作会社の方からお電話をいただきました。ここ最近何だか、こういうのが多いです。理由はわかりません。関われるかどうかはまだ未定ですが、具体的にうちは、どういった人を指導しているかとか、そういった情報は外部に出せないので内内でしています。事務所に許可をとらないと、他言することも困難だと感じますので。

お話は変わりまして、ミュージカルの方のボイストレーニングですが、具体的に言えばクラシックも歌えて、ポップスも歌えて、欲を言えば、ダンスミュージックもロックも歌えて。

という感じでいろんな曲をとにかく苦痛なく歌えるような発声をすることです。

具体的には?

具体的には、「クラシックでもなく、でもポップスオンリーでもなく、アイノコです。」

まずミュージカル・舞台の場合は今は大体最低限のダンスができないとなりませんので、やはり歌のみの配役というのはそうありませんから、踊ったときにぶれない発声というのは必須です。また、子役さんの場合顎の発達もこれからという場合もありますし、矯正前で歯並びがよくない場合もありますので、そういった方の口の開け方、唇の使い方、姿勢は勿論、体の体幹の感覚持ち方。というも行っていきます。

いろいろと楽しみな今日この頃です。

まずは先生たちと連携し、良いレッスンを行っていきます。こちらに記載の「ロケット王子」に出演された生徒さんは代表宮島がレッスンを行って生徒さんです。現在も現役の高校生ですが学校に入りたての時にオーディションに合格してヒロインの座に輝きました。その後もいろいろな舞台に出ていらっしゃいます。

現在ムラーラでもう一人先生を育成中です。歌唱力の大変高い先生ですので、今後期待大と感じております。

体験レッスンのお申し込みはこちらをご覧ください。

https://ohanashi.speechvo.com/trial-lesson/

 

 

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