五感を使うボイストレーニングレッスン。

最大限に耳を使うレッスンとは?

最大限耳を使うレッスンとはどういうものなのか?というお話をしたいと思います。

このボイストレーナーというお話を初めて17年ほどになります。この17年のうちに私も出来ることが年々増えてスキルアップをしていっています。(生徒さんのお陰です)。昨日もたまたま「ナレーター」という仕事の最近傾向というお話になりましたが、時代とともに受け入れられる傾向というものも変わっていきます。

ただ「歌」に関してはジャンルの多様化が進み、この歌い方が主流。だという10年前とは変わって多種多様な歌い方がが認められ、求められ、逆に一言で分類する歌唱方法ではなくなってきています。

本当の意味でその方の声の魅力を引き出す。という仕事をするのがボイストレーナーだな。と痛感しています。

絶対音感を使ったレッスン。

私の場合は、相対音感と絶対音感のあいのこくらいの耳の力だと自分のことを感じております。絶対音感というのは指針となる音声がない状態で指定する音を感知し、発音できるのと同時に、人の話し声や機械音などに関しても「どれみふぁそらしど」の音階で判別することが出来、かつ441KHZなのか440KHzなのかの分別もできる人のことをいうのですが

私の場合はわかりやすい機械音とわかりにくい機械音があったり、そこのところが曖昧です。

ただ、生徒さんが発する言葉の音程に関して、ちょっと高いちょっと低い。に限らず、有声音(母音)の重量感などのちょっとした違いなどを細かく聞き分ける能力はあります。

そして、最近ではそれを細かく聞き分けることによって、生徒さんの体の中で、L 左側 R 右側のどちらの筋力をメインに使用しているか、舌の位置、舌の動き方。事細かに判断します。

それを突き詰めていくと、生徒さんのその日の体調不良など容易にわかるようになります。(わかってもレッスン中には指摘したりしません)。

DTMのレッスンを受けたときにもPan(スピーカーのどちらに音を振るか)というレッスンを受けたことがあります。世に出ている曲でも例えばバイオリンのパートだけ右か左かどちらかに大きく振られたりして音楽を立体的に表現されていることもあります。そういったように人間も意識をすれば右より、左よりに意識して声を発することも可能だと考えています。

生徒さんもだいぶ耳が肥えてくるので、そういった細かい音を聞き分けることが出来るようになります。

そうすると、ご自分の声の良し悪し含めて色々な調整が出来るようになります。

私のレッスンではこのような細かい部分でトレーニングを日々行っていきます。

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