外部情報をテキスト化しない。
よくある質問の中に、生徒さんの中には「養成所」や「事務所」に入られている生徒さんも沢山いると思いますが、それらの事務所のレッスンや、仕事の中の情報を使用してレッスンをするのですか?という問いに対しては、
No です。
例えば生徒さんが今日はこれを読みたいです。という場合に事前にお持ちされたり、あとは現場で使用したものをお持ちになられたりする場合もありますが、基本的に現場で使用するもの(これから使用するもの)は生徒さん自身コピーをして来ないですし、こちらもいただきません。
もっと言いますと、これこれこういう内容のレッスンをしました。しています。というものは、私の記憶の中にはとどめて置きますが、正直それは一つの材料やヒントにしかなりません。
事務所などで指摘される事というのは、その方の問題のほんの一部です。要はその問題が浮き彫りになるもっと前から重大な問題が隠れている場合があり、それを見つけるのがこちらの仕事です。
一人の生徒さんの課題から 10人分に該当する課題を生む。
例えば、一人の生徒さんが現場で一つの課題にぶち当たったとします。そのヒントを元に、予測される10人分の課題を生みます。それがムラーラのテキストになります。
それがある人には課題(超えるべき難題)になることもあれば、ある人には(プラスに代わるヒント)にもなることもあります。それを見極めるのが私の仕事です。完全に職人技ですし、だからこそ一人に一つしかないわけです。
ムラーラのテキスト、といっても今まではレジメ(原稿)を一つその都度生んで、それをいろいろな生徒さんがその方の課題を克服するために同じ素材を別の方法で使用する。といった感じです。
同じ原稿でもその方の克服しなくてはならない課題が違う。というのが一番わかりやすい理屈かもしれません。
その他よくある質問。
Q 歌のレッスンと話し方のレッスンでの発声は違うんですか?
A これはめちゃめちゃ多い質問です。答えは、ある意味YESある意味NOです。歌のレッスンというのは、いまやどんなかたにも必要だと私は考えています。ナレーターの方でも例えば滑舌があまりよくない方の場合、その方の独自の節回しを武器にして仕事を取る方もいます。そういう方は例えば日本語よりも英語が得意だったり、歌がプロ級だったり、物まねがうまかったり。いろいろです。ただ、歌心がまるでない話し手さんは、今後厳しいと思っています。
Q 歯並びが悪いです。矯正したほうが良いといわれました。するべきでしょうか?
A これも割と多い質問です。答えはNOです。現場で歯並びを指摘されることはあまりありません。あるとすればワークショップや養成所の先生が多いです。わたし自身も見た目が気になって矯正をしましたが、良くなった部分とそうでない部分があったり、あとは結局の所余程気をつけないと、程度の違いはあれど後戻りの可能性もあります。
逆に矯正を絶対しなくてはならない方は、余程の場合なので、まずはわたしも加入しているMFT学会の会員の先生がいる歯科医を尋ねるのが一番です。
矯正より先にやれる事があります。
Q ムラーラはテキストはありますか?
A 決まったテキストはありません。決まったテキストが全員に有効な確率はほぼ0です。
その方に合った内容を行います。
以上です!2022年!がんばりましょう!!
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