ボイストレーニングに魅力を感じる理由。

 ボイトレに「ハマる」理由

ボイストレーニングにハマる生徒さん方を見ていると、皆さん「猪突猛進型でハマる」というよりも、「ハマることによっていきいき」されている。と言うのが大きな特徴です。
猪突猛進的にはハマる場合は、声帯の構造などがわかって、面白い。これもやってみよう、あれもやってみよう。という風になるのだと思います。当校の生徒さんの場合には、少し違っていて、「こんな声が出るんだ~」とか、「あこがれている好きな歌手の方の歌い方にほんのちょっと近づけたかも?」と言うような、新たな発見を楽しんでいるように見えます。
ビジネス系の生徒さんの場合には、実際にお客さんからの反応が変わった。という意見だったり、交渉の席で良い反応を得られた。というようなご意見もいただけています。
後は、単純に体調的な変化です。圧倒的に「ボイトレを始める前と、あとでは風邪をひく頻度が変わった」という方が多くいます。
普段、基本が口呼吸になりがちだけど、レッスン内では、鼻から息を入れ、口から吐く。というトレーニングをしますので、
口からだけ、息を吸ったり吐いたりすることで呼吸が浅くならないように気を付けていきます。
滑舌的な変化も出やすくなります。口を大きめに開けると、あごのズレに気づく生徒さんも少なくありません。
私もあごのズレは多少ありますが、そういったところから言葉の発音がしづらくなったり、母音がこもって、発音全体がしづらい、声が口の中にこもりがち、
と言うような事象も起きたりします。
それが、日ごろからズレを意識するだけで、口を開けた時のカーブがまっすぐでいられたり、「え?何?」と言葉を聞き替えされることもありません。

ちなみに、「発音」がきれいな方は、まず発声が先にきれいです。
歌でレッスンを受けていて、歌声も音域がある程度出るようになってきたり、目に見えて発音が明瞭になってきたりすると、全ては「自信」になります。
声にコンプレックスが無いかたの方が、意外と探さないといらっしゃらないので、話し声でも、歌声でも、とにかくご自分の声を好きになることが、スタートラインになります。
そのスタートラインに立ち、TPOプラス、その際の感情を声に巻き込んで、ご自分の表現のツールとして声を使う事の楽しさを共有できただ嬉しいです。
声を自分の好きなように使えるようになるというのは本当に楽しいです。
皆さんたちと、色々な声の研究をしていけることを楽しみにしています。

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