宮島式こだわりのピアノ弾き語りとは??
今日のテーマは、久しぶりの「ピアノ弾き語り」についてです。
ピアノ弾き語りには、ロマンがあります。(私が勝ってに思っているだけかもしれませんが)。まず、大前提として、私のピアノ弾き語りレッスンのセオリーは、第一に「楽譜は後回し」。というものです。
楽譜は後回し、と言うのはどういうことかと言いますと、まず「楽譜が無いと弾き語りが出来ない」「ピアノが弾けない」という状態にしない。ということにあります。
楽譜無しで弾き語りをするには、そうです。「コードが読める必要性」があります。
では、このコードをどうやって勉強するか。ここがすごく重要になります。例えば、ギターでしたらタブ譜がありますよね。このタブ譜があれば、それを見ただけで「押さえ方」がわかるというものです。なので、この押さえ方が出来れば、〇〇というコードが弾ける。
というように、押さえ方→コードが直結してくる。という考え方になります。
ピアノの場合にはタブはありません。ですので、初心者の方が良く利用されるのが、昔「歌謡曲」という雑誌(今もあるのでしょうか?)についていたピアノコードの「押さえ方図表」
あれを使って、押さえ方を覚える。と言うものが割と主流で、初心者の方はそれを見て自己流でやられていた方もいたと思います。
最近は流れる鍵盤もある。
最近では、YOUTUBEでとても便利なものを上げてくださる方がいらっしゃいます。ミディキーボードの音源をピアノの鍵盤に見立てた図表で点滅させて鍵盤位置を認識させるという「流れる鍵盤的な」動画です。このほかにも、MIDI楽譜をご丁寧に上げてくださっているかたもいて、私はたまにそれをみて採譜に利用することもあります。
ただし、この場合流れる鍵盤で出来るのは、やはり「どこを押さえるか」という場所の認識に他ならないので、丸暗記をする以外はご自分で「音を脳内に呼び起こして、それが何のコードで、どういう音で」という情報完結までは至らない。という点です。
宮島式レッスンの場合はまず、ご本人がコードに対して理解があるところを目指すので、「音程」「スケール」に対しての勉強も、一通り行っていただきます。
順序だてていきますと、
1 どれみふぁそらしど がどこなのかを知る。(ドの場所がどこなのか)
2 CDEFGABC が、日本語版ドレミファソラシドであることを説明する。
3 ここで音程の学習をいきなりぶっこむ。(長二度、短三度、全音半音の概念や、4度5度概念を行う)
4 Cメジャーで弾ける曲を使っていきなり、「主要三和音」の話をする。音楽の基礎はすべて、1・4・5であり、無理やりあてはめれば、この3コードで弾けることを説明する。
5 Cメジャーの某曲のベース音を耳コピしてきてもらう。(ベース音を聞くことが出来るかたは圧倒的にコード弾きは早い
6 ベースが何となく取れたら、C F G の3コードを右手で弾いてとりあえず鍵盤奏を成り立たせる。(メロディーは歌う)
7 このあたりでスケールの話をし、調号を覚えていただく。調号とその調号に当てはまるスケールがわかれば、本来楽譜がよめなくても、ミスタッチすることが極端に減る。その概念を説明する。調号はスケールのためにある。
8 #、♭系のスケールを弾いていただく。(都度調号の確認をする)
9 ここで、コードの勉強に始めて入る。コードは長三度音程と短三度音程で作られていることを説明する。
10 Cから、上のCまでの1オクターブないのですべてのメジャーマイナーコードを弾いていく。
11 3コード弾きから、代理和音を用いたちょっと難しいコード進行を両手で弾く。右手は和音、左手ベース。左手のベースは、5番のベース耳コピが出来ている人だとかなりスムーズ。
12 色々な曲に慣れていく。
13 そのうち、右手のメロディーを耳コピで弾いてもらう。イントロも耳コピする。
14 慣れてきたら7THの概念をいれ、さらに転回で弾くことの大切さを伝える。根音を一番下に置くいもっぽい音はなるべくひかない。
15 耳コピしたメロディーに今まで右手で弾いていたコードを左手に置き換えて両手びきをする。
16 実はこのタイミングで、指使いもある程度適した指使いに勝手になっている方がなぜか多い。
17 初めて楽譜を読む。
というこのような順番になっています。これを繰り返しながら、
出来ていないところ、抜けているところを補っていくのです。これが宮島式です!!今度動画で説明しますね!
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