声優養成所や専門学校にいる間、お金と時間を有意義なものにするための事。

声優養成所にいる間、絶対にこれだけはやっておきたいこと。

声優養成所のレッスンは、その学校ごと授業時間や授業体制も異なります。

又、養成所に限らず、ナレーション事務所や声優事務所に所属になっても、預かりの立場で、まだ「勉強が必要な方」という位置づけになっている方も、

同じ様に、預かりの間こそ、有意義な時間を過ごさなければ、その先のジュニアやランカーの立場になっていくのは難しいと考えます。

学びタイムにいらっしゃる方は、これからお話することを必ず意識的に行っていってください。

テーマは、「掘り下げ」と「見極め」と「ジャンル分け」です。

ちないに、声優養成所と専門学校では、又ここで大きな違いがあります。

専門学校へ行かれている方は、この先「自分がどこの事務所に所属したいか?」という事が定まっていない方が多いのです。

それに比べて、養成所に行かれている方は、その養成所の母体=事務所に所属したい。という意思で行かれているはずなので、ある意味ビジョンは決まっていると言えます。

テーマにある、まず1つめ「掘り下げ」。

これは、ある意味プロの方でも行わなくてはいけないことですが、各方面からいただくアドバイスに関して、言われたまま受け取るのではなく、結局のところ何が言いたかったのか?

という所を深く掘り下げる必要があります。

これは、ここ最近私が特に感じていることです。滑舌1つをとっても、「本当にちゃんと出来ているのか?」という所をきちんと聞けているパターンと言うのはなかなか難しいところです。

養成所や、専門学校のレッスンは少なくて10人、だいたい20人前後の団体レッスンでおよそ90分~120分の所が多いです。

中には、180分レッスンという場合もありますが、だいたい一人にかけてもらえる時間は10分です。10分は非常に少ないと言えます。ただ、他の人へのアドバイスを聴けるのは大きいです。でもやはり短い。ほかの用途のための時間であれば、十分ですが、掘り下げを行うには、サブスクールするか、もしくはご自分で毎日1時間以上時間を取って、きちんとエクササイズする必要があります。

一人で出来る方は、理屈がわかっていて、それでいて音源を聞いて、確認して、又聞いて、確認して、分析して。という流れで行う必要があります。

テーマの2つ目、「見極め」。

こちらは少し難しいですが、流行っているテレビ、最近人気の声優さんやナレーターさんの在り方などから、先数年の間にどんな仕事が増えるか、需要があるか?養成所の方なら、ご自分が行こうとしている事務所の最近のお仕事事情はどうか?

フリーランスではなく、事務所に所属することでのメリットを明確に持っていることが大切だと言えます。

そのメリットこそが、行先=事務所等になります。

テーマの3つ目、「ジャンル分け」です。

これは、将来やっていきたい仕事をある程度考えておく。というものです。

簡単に言いますと、外国語映画吹替、アニメ声優、ナレーション、ラジオパーソナリティ など、声の仕事と言えるものすべての中で、どれを自分の強みとして売っていくのか?

と言うものです。「え?これって決めないといけないの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは「決めなくてはいけない」というよりも、1番の「掘り下げ」の延長線上の考え方で、自分の声や、読み方、ニュアンスのなかで、自分が一番「合っているもの」というのが何なのか?という事はある程度分かっていたほうがよい。という事です。

特に、最後に査定のある専門学校の場合には、最終的に、ご縁のある所属先の指針によって、その方のお仕事のラインが決まっていくのですが、

査定を受ける際に自己PRをする必要がありますし、学校でも自己の大切さは伝えられるので、早いうちから自分の「強みを絞っておく」という意味でも大事なことかと思います。

ムラーラミュージックオフィスでは、その方の得意分野を「見つける」レッスンをしていきます。

 

 

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