現場での修正力の高さが今後の仕事を左右する事例。
こんばんは。ムラーラミュージックオフィス代表宮島です。今日は現場に行ったときにディレクターさんやクライエントさんから、「ああしてください、こうしてください」に対応できる人とそうでない人。という違いのお話です。
実は、これは我々トレーナーが生徒さんから求められていることにも通ずるものと、とらえているのですが、この記事を書こうと思ったきっかけは、最近
生徒さんから、「修正力が高い」と言われました。とのお声を多数いただくことが多かったため。
です。対象は、ディレクターさんやクライエントさん等。
現場に行ってからの修正力は、本当に急務、と感じています。ふと、何故うちの生徒さんは修正力が高い方が多いのだろう?と思った時に、
レッスン自体に「修正力を課しているから」だ。と気づいたのです。
うちのレッスンはとても修正力を要します。講師にも高い聴力を求めておりまして、研修でも「これと、これは何が違う?」と尋ねたりして進めます。例えば、声に限らず、伝え方でも「Aという伝え方とBという伝え方、内容は同じだけど、どちらのほうが自分にとってわかりやすいですか?」などという質問。
こういった質問を投げかけて、講師側は「ぱっと答えられる」ことが求められるとはっきりと伝えています。レッスンをすればするほど、生徒さんのスキルが上がってくるのは当然です。そうなると生徒さん自身の求めるものが高くなってきます。
語学ができる先生。(英語等)はそれを日々のトレーニングとしているためやはり変化の違いにかなり敏感です。日本語以外の語学は、かなり細かいまでの音声の違いの認識が必要だと感じます。
現場で修正力が必要な理由。
情報をどこまで事前に頂けるか。それは、クライエントさん次第です。当日まで、原稿だけ渡されて、それ以外なんの情報もない。なんてざらです。
クライエントさんがどういうイメージを求めているのか、あらかたの予想をつけて皆さん読みを充てていきますが、「大外れ」の時も当然あります。
CMの場合、自分が思い描く絵コンテと、まるで違うものが実際に流れてきて、「ああ、違った~」なんてことはザラです。しかし、お仕事上でも、色々なパターンを経験していくとそれもそれで、過去にあった事例として積みあがっていくので、やはりお仕事をしやすくなるのも事実です。
また、こちら側からクライエントさんに「このパターンはこれこれこういうイメージで読めばよいですか?」などとプレゼンできるレベルになれたら、もっと良いですよね!
私もレッスンや体験レッスンでは、両手両足に余るほどの経験上の解釈を事前に、や一声聞いて投げかける、などします。そうすると、声を出す前から「それそれ、そうそう、そういうやつですよ」と。たいていはまるパターンのみに最近はなってきたので、だいたいそこでリスクヘッジができるのです。
うんとレッスンもやりやすくなります。これからも生徒さんと色々な「パターンのシェア」をしていきたいです。
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