ボイストレーナーの本来の仕事とは何?
最近技術的な記事ばかり書いているので、私のちょっとおかしな?記事を楽しみに?してくださっている方からブーイングが出始めておりますので。ちょっと方向を変えます。実はこの記事を書こう!と思ったのは駒込の某そば店でうどんを食べている瞬間でした。
「あ!」よし記事書こう。というノリです。
まず、「マザコン」と「親子の会話」と「成功」に何の関係があるのさ?とふつうは考えると思います。これが「大ありだ!」と思う方はもう既に確立したものをお持ちだと思うのです。
当HP、ブログでも何度も言っているのですが、我々は悪まで「ボイストレーナー」である。ということを忘れてはならないと常日頃言っています。ボイストレーナーとしてやるべきことは生徒さんの技術力、能力を最大限引き出すことにあります。それにはやはりたくさんの経験値と、技術、指導力、講師本人の努力。これは絶対的に不可欠です。正直私が思うのは、極端を言えば「ボイストレーナーとしてきちんとした仕事がまっとうできればあとはどうでも良い」と思えるぐらい。今は確固とした自己を持っています。
ただし、これから言いますように我々はカウンセラーではないので、「さて 悩みを聞きましょう。」という姿勢は、ボイストレーナーという立場で見たら素人です。
我々の仕事は悩みを解決することではありません。
レッスンを通じて、伝えたい事。
ムラーラの全ての先生が、というわけではありませんがほとんどの先生は生徒さんが退学されたり、転勤されたりした後でも連絡を取り合っていると聞きます。
私の場合も本当にそうで、いまだに10年以上経っても年賀状のやり取りを欠かさずしています。ここ最近では、5年も6年も通って、「やっぱり就職しようと思ってレッスンはやめます」と言って辞めていく生徒さんも沢山いらっしゃいます。ですが、そのあと来る連絡はすべて「僕、私、今こんな風になれています。」という自慢話が多いです。
ここ最近は「先生に相当鍛えられて、会社でかなり重宝されています」。というご連絡もいただくこともかなり増えました。成績を残す。会社で表彰される。100人に1人の採用で入社した。など。こういったものが多いのです。
「いいから黙ってボイストレーニングに5年通った」って書きなはれ!
履歴書や経歴を書くときに、ボイストレーニングに長いこと通ったということは絶対書くように伝えています。これ、よその先生方も生徒さんに是非言うと良いです。今会社もいろいろ体制が変わっていると思いますが。どこも嘆いているのは「若年者の早期退職」です。
長いこと一つのことをやり遂げたという事の証は今や本当に評価に値するものです。
逆にそこに「まったく興味示さない会社さんなら」・・・・・。まあそんな感じです。
私が言うように履歴書に書いて、何人もの生徒さんがきちんと就職しました。そしてみなさん口を揃えて言うのが
「マジで先生が言うように、俺会社、いやグループ会社で伝説の新人になってます。正直怖いです。」
という物です。
親子の会話はありますか?
ある一定の年代以上になると、昔いわゆる「ヤンキー」だったといわれている方に結構な経営者の方がいるのは周知の事実だと思うのですが、そういう方々に共通して言えるのは、
あの時あんな風に反抗したけど、今はとても感謝している。
という事をみなさん言っておられる事です。実は私が仲良くしていただいている経営者の男性の方々は皆さん全員筋金入りのマザコンです。
しかしどうでしょうか?「マザコン」という言葉は男性を指す言葉として定着しすぎてしまっておりますが、実質「女性のマザコン」も同じかそれ以上に絶対にいます。私もそうです。
とても大きいくくりでしか書けませんが、親子問題に関してなかなか一人で解決できないという生徒さんは実はうちの場合は少なくありません。しかし、先ほど言いますようにうちはあくまでボイストレーニングスクールですから、カウンセリングルームではありません。
その代わり、こういったご自身の問題点をご自身で気づいていただく。という事をレッスンの中に盛り込んでいくのがプロフェッショナルの技術です。
ここ最近このHPを見たり、YOUTUBEを見て、メンタルから自分を変えたい。と言ってくる方がいます。「ふつうのレッスンをしますからね?」と言ってふつうのボイトレをやりますが、皆さん非常にポジティブになられて、まず見た目から変わっていきます。
理由はわかりません。ただ、生徒さんはよくわかっているようです。その理由が。
マザコン男性と結婚したほうが幸せになる理由。
いったんこの辺でクローズしますが。誤解のないように。マザコンは女性でもふつうにあることだという事です。90年代に某テレビドラマの人気で一気に火が付いたこの「マザコン」という言葉。私も筋がね入りのマザコンです。でもマザコンになったのはここ最近。
第二弾ではその経緯についてもお話しします。
今の自分も振り返ってそう思いますが、ある程度「何を言われても動じず強く生きよう」と思えるには、やはり確固たる自分が必要で、それには自分がある程度誰かの役に立てているという実感が必要かと思っています。
うまくいかないことを他人の責任にするよりは、「うまくいったのは親のおかげだ」
と思える男性とどちらを選びますか?
というのが今回のお題です。
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