ナレーション原稿を追加いたしました。
講師研修も終わり、ひと段落ですが生徒さん方のそれぞれの活動のサポートの為にもブログや下準備は欠かせません。本日はまた新しいナレーション原稿をアップいたしましたのでそれぞれご紹介したいと思います。
ナレーションを読む際は、あまり声を作りすぎないことが大切です。ナレーションは事務所により、また、ナレーションを指導する方により読み方の指導法が全く違います。ただ一つ言えることはあまりにもあからさまな抑揚をつけるのは、古いタイプのナレーターさんであるという事です。
一番大切なのは、ナレーションは声もしかりですが単語一つ一つの意味合いを大事にする。ということです。そのうえで、単語の一つ一つの意味合いをピックアップしていく上でどうしても「声の抑揚」というものが求められてきます。
声のバリエーション・多くの種類の声を使い分ける。
声を使い分ける・というとこれもまた難しい表現ですが、ナレーションと声優のアテレコの一番の違いは、「演じ分ける」のではなく、「声を使い分ける事に徹する」というのがナレーションの本来の役割であるという事です。要は、声優者やは役を演じ、ナレーターは文章をより良く伝えるために声を使い分けるというものです。ミックスボイスやウィスパー、エッジボイスなども時に必要な要素となってきます。
声の色々な要素
■ミックスボイス
一般的には地声と裏声が混じったものと言われているが、裏声を操作していくうちに声帯が閉鎖する点を探して、最も声の力点が閉鎖する点と近い所で共鳴する声(ムラーラ考察)
■ウィスパーボイス
声の中にエアー(息)の成分が多い声。ささやくような声という意味合いでそう呼ばれている。特にナレーターの方で必要不可欠なのは後頭部に向かって響くエアーの強い声。説得力があり、語るような声を使用したい時などに使われています。
■エッジボイス(フランケン声)
エッジボイスは声帯を強くすり合わせ空気と「声」の成分を強く押し出さずに「ああああ」とまるでミイラが発する音のような声。特に女性の方で男性セリフを発するときなど、準備体操に使用していく。
ナレーション原稿
VPナレーション「京都探訪記」 CMナレーション1 CMナレーション 2 夢の庵
こちらの3作品をそれぞれクリックしてPDFをダウンロードください。
※京都探訪記は、映像付きのナレーション用の文章になっています。CMナレーションはそれぞれ、お店の紹介などのラジオCM用となっています。
今後も滑舌長文原稿のためのナレーション原稿を沢山作っていきます。
ここ最近「滑舌にお悩みの方」のご相談を多数いただきます。こちらよりお問い合わせ下さいませ。
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