声優のプロの方が通うボイトレ
声優の方やナレーターの方がボイストレーニング教室を選ぶ際でおそらく重要視されているのは、「+アルファがあるか、ないか?」という所のみだと考えています。+アルファというのは、声優養成所でやれること以上のメリットがあるかどうか?それだけです。その点絶対にダメなのはさらに「団体レッスン」の教場を選んでしまうことです。ただし、目的が「ほかの人の実力を知りたい、他人からの評価をたくさんほしい」という場合は別ですのでワークショップに参加するのはとても良いことだと考えます。
今一番自分に足りていないことは何か?
それを知るのに一番必要なことは、実はずばり事務所での評価です。
陥りがちなのは、「滑舌が悪い」「声量がない」などと言われていても、「あなたはキャラクターがいいわね」「顔出しの仕事ならたくさんありそうだけどどうだ?」「歌がいいから、今度うちの事務所でCDの企画があったら参加したいか?」などという声があるようでしたら、そちらを優先するべきだというタイミングの可能性もあるので、いろいろな意味で評価がとても大切です。
ずばりナレーションは新しい時代に突入
今からとても大切なことを言います。
ナレーションは、時代が変わりました。さて皆さん最近の大手「電機メーカーナレーション」や「医薬品ブランド会社のナレーション」などをくまなく見てください。とにかくたくさん見てください。気づきませんでしょうか?
大企業の大物ナレーションは 「人間味の主張が少なくなっている」
もちろん絶対ではありませんが、ある時生徒さんと話題になりました。「もっとフラットに読めもっとフラットに読め」と言われるんですがどうしたらよいでしょう?と。私もとにかくたくさんの生徒さんと関わりますので、いろいろな事務所の方のレッスンを担当するのですが、いわゆるCMナレーションは二分化していますね。この時代の波に乗れなくても、時代の理解はしたほうが良いと思いました。もちろん我々もですが、生徒さん自身がです。
一言で言って私はこれも「声のデジタル化」が求められていると感じました。しかし、経験がなければどのように読めばそのようになるのかわかりませんからこちらはとにかく手数を知っておかなくてはなりません。
だまっていても仕事が来る人とデジタル化を求められる人。
黙っていても仕事が来る。というのはいわゆるキャラクターが買われている方です。
○○のキャラクターの声で読んでください。というオファーです。この、〇〇のキャラクターで飯が食える方はおそらく今後そんなには多くないと思いますが今までで言えばドラゴンボールの野沢さんなんかは典型的な例だと思います。
デジタル寄りの声を聴いて「この人だ!」と分別できるのは非常に難しい。
なので、今後は「あ!この人だ!」という声になれる様に完全にキャラクターを確立していくか、そういった意味でも選択肢を選んでいくべきなのかもしれません。
新しいHPの徐々に更新しています。
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